J1第31節最終日(3日、日産スタジアム)

 首位の浦和が横浜に競り勝ち。後半34分に途中出場したU-19日本代表MF関根の決勝ゴールで振り切った。
22日に埼玉スタジアムで行われる次節で2位・G大阪との直接対決に勝てば、8年ぶりの優勝が決まる。

 8月9日の19節から首位を堅持中の浦和。この日の辛勝でG大阪との勝ち点差を5に広げたが、
V争いから脱落し“消化試合”となった横浜相手に勝ち点1を何とか拾いたいという“焦りの色”がチラホラみえた。

 ファンの目はシビアだ。この日はJリーグ側があえて祝日の午後5時キックオフでのアウェー戦にしたが、観客数は4万571人。
「浦和にはアンチファンも多い。そういう輩とも私は戦い続けたい」とペトロビッチ監督は話したが、
ある浦和関係者からは「昔なら優勝争いではアウェーでも応援席は埋まったが、今日は空席が目立った。勝ったことより、そのことに驚いた」という声があがった。

 “Jの人気クラブ”というブランドに陰りが見える中、何はともあれ8年ぶりの優勝が見えてきた。
「われわれはレアル・マドリードではない。勝った翌日の新聞をみても浦和と2位の勝ち点差がまた縮んだという報道ばかり。
浦和嫌いの人が本当に多いんだね」と指揮官は苦笑いするが、一番の気がかりは5日に発表される、今月の国際親善試合に臨む日本代表の招集メンバーだ。

 「まだまだケガ人が多い」というチーム状況で、アギーレ・ジャパンへ主力が大量招集されれば、
優勝マジックが1となったホームでのG大阪戦に暗雲が立ちのぼることは必至の情勢だ。

 「勝ち点3をとれてG大阪戦を緊張状態で迎えることはなくなった」とペトロビッチ監督は、
きたる決戦に向けて決意を語ったが、V逸ともなれば、レッズブランドの大暴落に歯止めがかからなくなる。 (夕刊フジ編集委員・久保武司)

http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20141105/soc1411051550002-n1.htm

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