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http://www.sanspo.com/soccer/news/20141008/jpn14100805030001-n2.html
満月を背に、金狼がほえた。練習を終えたFW本田はすっと立ち止まり、高らかに宣言した。
「代表が前進しようとするのであれば、自分がゲームメークに関与してはいけないと思う。
前の選手(FW)は前で個を追求すべき。自分自身は今、前で勝負していて、前で脅威になることを追求している」
セリエAでは得点ランク2位の6戦4発。ザック・ジャパンでは得点とゲームメークの“一人二役”が求められたが、
ミランと同じ右FWで起用されるアギーレ監督の下ではゲームメーカーの役割を捨て、ゴールだけを求める考えを明かした。
ブラジルW杯の惨敗が意識改革の理由だ。
「一から物差しを作り直している最中。大げさだけど、意識は180度変わった」という。
「若い選手が多いからといって、助けてしまうと成長しない」
と中盤の香川や柴崎らに司令塔役を任せる割り切りが、チームの進化につながると考える。
練習では右足クロスを立て続けにミスし、アギーレ監督から冗談交じりに親指で首をかっ切るしぐさを受けた。
しかし本田は、仕事はゴールとばかりにクールな表情。
ジャマイカ戦での新体制初勝利を誓い、ブラジル戦へも「ジャイアントキリング(大物食い)になる可能性を探りたい」
と言い切った。
「数字ばかり取り上げられがちだけど、数字はオマケ。人間は1カ月、2カ月でパワーアップするものではないし、
今は物差しの建設中。限界を定めずやりたい」。
逆境を経て導かれた本田の“進化論”。不敵な笑みに自信が漂う。 (志田健)

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