ミランの勝利と本田の好プレーは“シンクロ”する!
残念ながら、ミランにはもはや目標など存在しないも同然だ。だが、ヨーロッパリーグ出場権が遠のく3連敗の後、チームはようやく良いムードを漂わせた。そのローマ相手のピッチの上でベストの働きをしたのは、間違いなく本田だった。シーズン序盤の本田に戻ったかのようだった。彼の足が、2つのゴールへと導いた。だが、何より重要なことは、自身の輝きを再び取り戻したことだ。いつもの右サイドで先発した本田だったが、1トップのマッティア・デストロの背後の中盤中央に、何度もスペースを見いだした。本田のお気に入りのポジションであり、ここでこそチームに最高のリズムをもたらせる。ミランの最初のチャンスも、彼の足から生まれた。ローマGKモルガン・デ・サンクティスの前に現れると、見事な連係からシュートを放った。惜しくも防がれたが、本当の本田が帰ってきたことをすぐに知らしめる。そう、本田の2つのアシストは完璧だった。最初のものはマルコ・ファン・ヒンケルへ、次のものはデストロへ。2つの極上のプレゼントを届けたのは、“本田の足”ではない右足だった。「オレにはまだまだできることがある」。そう言わんばかりのアシストだった。本田にとっては、完璧な夜だった。確かにゴールを奪えたかもしれない場面もあったが、現状ではあまり問題とはならないことだ。一番大事なことは、このサムライが再びベストのコンディションを取り戻したことにある。そうなれば、チームに自身の居場所を見つけるのは必然である。


