1: Egg ★ 2016/10/05(水) 17:53:55.02 ID:CAP_USER9
「他に代わりは誰かいるか?」

ロシアW杯アジア最終予選のイラク、オーストラリア戦に向けた記者会見、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はそう言って、出場機会が乏しい欧州組の選出を肯定した。監督の目では「代わりはいない」のだろう。それは一つの道理である。
しかし、一人のリーダーが「自軍の弱み」をさらけ出す必要があるのか? それは戦う前から弁明しているに等しい。
「選んだ選手たちの力を信用している」
それで収まる話である。悲観的で傲岸な言いぐさが、必要以上に混乱と不快さを呼び、信用を失墜させている。喋れば喋るほど、言葉尻を捉えられ、身動きができなくなる。部下(選手)もちょっとしたことに浮き足立つ。これは敗北するリーダーの典型である。
そしてそもそも、本当に選ぶに値する選手はいないのか?
アフリカ系選手と同じ視点で日本人選手を見るべきではない
ハリルホジッチの選考には、"偏見と力み"が透けて見える。ボスニア系フランス人監督はフィジカルをベースに選手を選考。それは体脂肪率などの身体的データを重視していることからでも一目瞭然だろう。
「1対1の局地戦で勝利することによって、全体の局面を有利にする」というのがおそらく理想なのだろうし、その考え方自体は珍しくはない。例えばフランスリーグはアフリカ系の選手が多く、フィジカルインテンシティが基礎になっている。フランス代表の中盤はその色が濃厚。ポール・ポグバ、ブレーズ・マチュイディ、エヌゴロ・カンテ、ジョフレ―・コンドグビア、ムサ・シッソコなど肉体的に相手を打ち負かせる選手が多い。
フランスでプレーし、フランスのチームを率い、アフリカの代表チームも指揮したハリルホジッチとしては、「フィジカルの強い選手でなければ、日本も世界に太刀打ちできない」とスカウティングを論理化しているのだろう。
今回の代表メンバーに新たに招集された永木亮太(鹿島アントラーズ)は、タイプ的にその系統にいるのかも知れない。日本人離れしたパワーを中盤で感じさせる。ハリルホジッチが求めるデュエル(1対1)で強さを発揮する。それ故、所属チームで定位置を確保していないにもかかわらず、選出されたに違いない。
しかしながら、永木にポグバやカンテのような戦闘力を求めるのは酷だろう。
この観点で見た場合、日本人で有力選手を探すのは容易にはいかない。
ハリルホジッチは山口蛍(セレッソ大阪)を重用し、局地戦での激しさを求めている。しかし気の毒なことに、山口はインターセプトを狙い過ぎ、その裏を突かれる傾向がある。過剰にアグレッシブさを求められ、ロンドン五輪前くらいまでのバランスが崩れてしまった。不用意なトライが多くなり、取れないときもあっさりと入れ替わられすぎる。ドイツ、ブンデスリーガで通用しなかったのは必然だろう。
代表監督に就任して1年半になるハリルホジッチだが、他のポジションの選手も着目点がいささかずれている。
FWでは走力に長けた永井謙佑(名古屋グランパス)、SBでは俊足の藤春廣輝(ガンバ大阪)、CBでは丹羽大輝(ガンバ大阪)らを選出したが、結局は見限った。
なぜなら彼らはフィジカル能力は目覚ましくても、基本的なスキルや連係力で著しく劣る。相手が試合巧者だと、戦術的駆け引きによって造作もなく封じられてしまう。
それを、一目で見抜けなかった。そこにハリルホジッチのスカウティングへの不信がある。
つづく
http://bylines.news.yahoo.co.jp/komiyayoshiyuki/20161005-00062888/

ロシアW杯アジア最終予選のイラク、オーストラリア戦に向けた記者会見、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はそう言って、出場機会が乏しい欧州組の選出を肯定した。監督の目では「代わりはいない」のだろう。それは一つの道理である。
しかし、一人のリーダーが「自軍の弱み」をさらけ出す必要があるのか? それは戦う前から弁明しているに等しい。
「選んだ選手たちの力を信用している」
それで収まる話である。悲観的で傲岸な言いぐさが、必要以上に混乱と不快さを呼び、信用を失墜させている。喋れば喋るほど、言葉尻を捉えられ、身動きができなくなる。部下(選手)もちょっとしたことに浮き足立つ。これは敗北するリーダーの典型である。
そしてそもそも、本当に選ぶに値する選手はいないのか?
アフリカ系選手と同じ視点で日本人選手を見るべきではない
ハリルホジッチの選考には、"偏見と力み"が透けて見える。ボスニア系フランス人監督はフィジカルをベースに選手を選考。それは体脂肪率などの身体的データを重視していることからでも一目瞭然だろう。
「1対1の局地戦で勝利することによって、全体の局面を有利にする」というのがおそらく理想なのだろうし、その考え方自体は珍しくはない。例えばフランスリーグはアフリカ系の選手が多く、フィジカルインテンシティが基礎になっている。フランス代表の中盤はその色が濃厚。ポール・ポグバ、ブレーズ・マチュイディ、エヌゴロ・カンテ、ジョフレ―・コンドグビア、ムサ・シッソコなど肉体的に相手を打ち負かせる選手が多い。
フランスでプレーし、フランスのチームを率い、アフリカの代表チームも指揮したハリルホジッチとしては、「フィジカルの強い選手でなければ、日本も世界に太刀打ちできない」とスカウティングを論理化しているのだろう。
今回の代表メンバーに新たに招集された永木亮太(鹿島アントラーズ)は、タイプ的にその系統にいるのかも知れない。日本人離れしたパワーを中盤で感じさせる。ハリルホジッチが求めるデュエル(1対1)で強さを発揮する。それ故、所属チームで定位置を確保していないにもかかわらず、選出されたに違いない。
しかしながら、永木にポグバやカンテのような戦闘力を求めるのは酷だろう。
この観点で見た場合、日本人で有力選手を探すのは容易にはいかない。
ハリルホジッチは山口蛍(セレッソ大阪)を重用し、局地戦での激しさを求めている。しかし気の毒なことに、山口はインターセプトを狙い過ぎ、その裏を突かれる傾向がある。過剰にアグレッシブさを求められ、ロンドン五輪前くらいまでのバランスが崩れてしまった。不用意なトライが多くなり、取れないときもあっさりと入れ替わられすぎる。ドイツ、ブンデスリーガで通用しなかったのは必然だろう。
代表監督に就任して1年半になるハリルホジッチだが、他のポジションの選手も着目点がいささかずれている。
FWでは走力に長けた永井謙佑(名古屋グランパス)、SBでは俊足の藤春廣輝(ガンバ大阪)、CBでは丹羽大輝(ガンバ大阪)らを選出したが、結局は見限った。
なぜなら彼らはフィジカル能力は目覚ましくても、基本的なスキルや連係力で著しく劣る。相手が試合巧者だと、戦術的駆け引きによって造作もなく封じられてしまう。
それを、一目で見抜けなかった。そこにハリルホジッチのスカウティングへの不信がある。
つづく
http://bylines.news.yahoo.co.jp/komiyayoshiyuki/20161005-00062888/
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