エイバル移籍の乾貴士、2試合連続で招集外…リーガデビューを妨げる理由

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チームの好調の波に乗り切れなかったのが、“クラブ史上最高額の選手”としてエイバル入りを果たした乾貴士だ。現地12日、クラブ公式ツイッターで発表されたマラガ戦の招集メンバーのなかに、「Inui」の文字はなかった。これで加入後、リーグ戦2試合連続での招集外。第2節アスレティック・ビルバオ戦は入団直後の試合だったため、メンバー入りが叶わなかったのも止むを得ないが、2週間の中断期間を経て迎えた今節は少なくともベンチ入りが期待されていた。それだけに、現状はやや厳しいと言わざるをえない。

 そんな中、気になるニュースも飛び込んできた。地元紙『エル・ディアリオ・バスコ』は11日、乾が通訳付きで練習に参加していると報じたのだ。今季のエイバルには、乾を含めて7人の外国籍選手が在籍するが、乾は言葉の面で最も苦労しているとして、通訳が手配されたという。それまでは、ドイツ在住歴があり、乾とも以前から面識があったとされるアシスタントコーチのイニャキ・ベアがサポート役を務めていた。だが彼にしても、ドイツ語を聞いて理解することはできても、自らの言葉を使ってホセ・ルイス・メンディリバル監督の意図を伝えきるまでには至らなかったそうだ(無論、彼の本業が通訳ではないことは考慮されるべきだ)。

 いわゆる“言葉の壁”に直面している格好の乾だが、スペイン初上陸の日本人に、すぐに現地の言葉を理解しろというのは酷だろう。通訳が入ること自体は決して悪いことではない。その通訳を介して指揮官やチームメイトとコミュニケーションを取ることは、例えば笑顔でその場をやり過ごすことよりも何倍も良いことだ。むしろ今後問われるのは、「チーム(街)に溶け込もうとしているか否か」という普段の姿勢になってくる。

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