
後半37分だった。MF香川真司(ドルトムント)のゴールが決まり、日本が2-0とリードを広げると、GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)が自陣ゴール前から勢いよく最前線へ駆け出した。ピッチの端から端まで全力疾走。満面の笑みでチームメイトの歓喜の輪に飛びついていった。
「パレスチナ戦であいつが決めたと思って行ったらオカ(岡崎)のゴールだったから……。今日は(香川)真司が決めてくれて、真司のところに行けて良かった」
12日に行われたグループリーグ初戦のパレスチナ戦。1-0とリードしていた前半25分に生まれた日本の2点目は、PA付近へ駆け上がった香川のシュートをゴール前のFW岡崎慎司が頭で角度を変えて決めたゴールだった。川島の位置からは香川のゴールに見えていたというが、結果的には見間違え。悩める10番の久々のゴールは、得点に飢える思いを理解している守護神にとってもうれしいものだった。大急ぎで自陣ゴールマウスへ駆け戻る川島の頭上では、日本のゴールを祝福するかのように鳥たちが群舞していた。
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