緻密な戦術をチームに植え付けようとしたために、選手たちと良好な関係性を築けず、レアル・マドリード監督の座を追われたとされるシャビ・アロンソ氏。同クラブを古巣とするベイル氏にとって、この結末は予想していたことだったようだ。
『YouTube』のチャンネル“The Overlap”に出演したベイル氏は、戦術にこだわる監督はレアル・マドリードと相性が悪い、との見解を示している。
「この前シャビ・アロンソが解任されたが、私が驚くことはない。あそこでやりすぎれば、選手たちはついてこない。彼らが求めるのは試合でプレーして、監督のために勝つことなんだから」
「だから、レアル・マドリードでは最高の戦術家ではなく、偉大なマネージャーにならなければいけない。単純に、選手たちが満足している状態を保つべきなんだよ。全員を幸せにはできないが、彼らのやりたいようにさせなければいけない」
ベイル氏はまた、自身がレアル・マドリードで指導を受けた監督たちにも言及。チャンピオンズリーグ(CL)三連覇を果たしたジネディーヌ・ジダン氏については、戦術練習はビッグマッチ以外でほぼ行わず、とりわけ守備に力を入れていたと話した。
「彼はイタリアでプレーしていたし、そこから何かを取り入れたのだと思う。あの時代の僕たちは、とても守備的だった」
「戦術的な練習はそんなにしなかったね。バルサやバイエルンとの試合が控えているときに少しするくらいで、あとは最低限だった」
「練習内容は普通だよ。ボールポゼッションとミニゲームとシュート練習をして、それで切り上げるんだ。ビッグマッチの前は攻撃より守備の戦術練習に力を入れて、15分ほど取り組んだ。それで全部さ」
「彼の利点は、現役時代に成し遂げた功績によって選手たちにリスペクトされていたことだ。だから選手たちは厳しい姿勢で仕事に取り組んでいた。それにレアル・マドリードにいる選手は、クラブから離れることを望まないんだよ」
一方、同じくCLで3回優勝に導いたカルロ・アンチェロッティ現ブラジル代表監督については、“マネージャー”としての能力が格段に秀でていたことを強調した。
「カルロは単純に“自分側の人間”になってくれる。選手の管理方法がこれ以上ないほど優れているんだよ。試合に出場できなければ、まるで最高の友人のように感じさせるんだ」
「彼は全員を一つにまとめ上げて、なんだってしたいという気持ちにさせるのがうまかった。レアル・マドリードに必要なのは、ああいう選手たちのマネージャーとなる人物なんだ。もちろん戦術的要素も必要だけど、そこでやり過ぎちゃいけない」
「アンチェロッティはどんなチームでも素晴らしい仕事を成し遂げるだろう。全員が彼についていくからね。ビッグクラブには素晴らしい選手たちが揃っているが、その中の何人かが悪い時期を過ごしていたとしても、彼ならば最大限の成果を引き出せる。それは天才だけが成し得ることだ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/87881d40d47c4ac6961c79e19b7859dd1664f071
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